【現代版ヤミ金】身近にある危険な給料ファクタリングとは?トラブルに巻き込まれない借入先は・・・?
驚く1

「お金を借りたいけど、審査が通らない。早く現金を手に入れる方法はないのかな?」

生活資金の折り合いがつかず、緊急的に現金がほしいという方もおられると思います。
世の中の状況や、急な出費でどうしても現金の都合をつけたい、ということは生きている上であり得ることです。
資金繰りについて調べていて給料ファクタリングにたどり着いた方は、要注意です。
給料ファクタリングは法外な手数料がかかり、最悪の場合熾烈な取り立てにあってしまうかもしれないのです。
この記事では、給料ファクタリングについて概要や、違法性、事件の事例など網羅しています。

業者へ問い合わせる前に、一度こちらの記事をご確認ください。

給料ファクタリングとは?


給料ファクタリングは、勤め先から受け取る給料を給料債権としてファクタリング会社へ売却し、給料日より前に現金化することを指します。
実質給料を前借りすることができるのですが、手数料が引かれた金額を受け取るので満額ではありません。
本来ファクタリングは、企業が資金の都合をつけるための手法でしたが、
個人向けのサービスに転用しお金の都合をつけるサービスとして提供されています。

ビジネスの資金調達から個人の借金へ

そもそもファクタリングは企業が売掛金や未払金の手形を、銀行やファクタリング会社へ売却し、資金を早めに現金化するための手法でした。
ファクタリングとは資金調達の方法であり、融資ではないため、審査がなく早ければ当日に現金を受け取ることができ、
早く現金が欲しい借り手にとってもメリットがあります。
早く現金化できる一方、手数料が引かれてしまいますので、満額給料の9割から8割程度しかもらえなくなるデメリットがあります。

給料ファクタリングは借り手を広げるための手法

金融会社はできるだけ多くの人にお金を貸して金利で稼ぎたいので、お金を借りてくれる人を常に探しています。
金融事故を起こしてしまったブラックの方は、お金が借りにくいことから、
ブラックでもOKの文字を見ると即座に反応してしまいます。
ファクタリングの仕組みを使えば、ブラック顧客へも幅広く訴求できるのです。
審査のいらないファクタリングの仕組みを知れば、ブラック顧客自ら問い合わせてくることでしょう。
闇金業者にとって、ファクタリングは格好のシステムなのです。

給料ファクタリングの仕組み

給料ファクタリングの流れは以下の通りです。

給料ファクタリング利用の流れ
  1. 10万円の給料債権をファクタリング会社へ売却
  2. 手数料を差し引いた金額を利用者へ渡す
    (例)手数料3万円を引いて7万円
  3. 給料から支払い
    (例)15日後に10万円支払い

この場合、実質年利1,042%の金利となります。
出資法で定める上限金利は20%ですが、融資ではないので法律上違法とならないのです。
給与債権を譲渡して10万円借りるのに、手数料3万円引かれて7万円しかもらえず、返す時は10万円を返さないといけない、というところに通常なら違和感を感じますが、
お金を借りたいという人は「今日の生活も大変。」という状況なので
給料ファクタリングを使ってでも7万円を一時的に借りてしまい、返済時に10万円にして返さなければいけないので、結果的には3万円損していることになります。

給料ファクタリングのデメリット

給料ファクタリングのデメリット
給料ファクタリングを利用することで考えられるデメリットをピックアップしてみました。

給料ファクタリングは元闇金業者が多い

ファクタリングという仕組み上、元闇金業者などグレーゾーンを活かして
高い金利を得ようとする悪徳業者が存在します。

偽装ファクタリング

偽装ファクタリングは、高額な手数料を差し引き売掛債権の買取代金を支払いますが、正規の債権売買ではないとして買主が売掛金回収リスクを負わず、回収できない場合は買い戻しを行うもので、実際は貸付です。
ややこしい話ですが、給料ファクタリングは偽装ファクタリングにあたります。
偽装ファクタリングを行う業者は貸金業の登録をしていない闇金融業者です。

■給料ファクタリングが『貸金業』として認定

個人間融資を装った貸付

偽装ファクタリングとセットのようになっているのが、個人間融資による貸付です。
個人金融とは、SNSなどを通じて知らない人同士が行う金銭の貸し借りをさします。
個人間金融のやり取りの中で、偽装ファクタリングの提案などが行われるのです。
個人間融資であっても、反復継続の意思をもって金銭の貸付けを行う場合には、貸金業の登録を受ける必要があります。
個人間での貸付により高金利な貸付が行われたり、個人情報の悪用や思わぬ犯罪に巻き込まれたりするケースもあります。

グレーゾーンから違法業者へ

給料ファクタリングは法律に抵触していないので、厳密には違法ではありませんでしたが、通常のファクタリング会社への風評被害により日本ファクタリング協会が金融庁へ違法性の照会を行ったことで、新たな定義が生まれました。
照会の回答は以下のPDFに記されています。

金融庁における法令解釈に係る照会

簡単にまとめると、「違法といえる法律は定められていないが、給料ファクタリングという仕組みは認められず、貸金業に相当する」と回答しています。
貸金業相当と認められるのに、登録なく営業して貸し借りを行っている業者は
闇金業者ということになります。

苦境へつけ込む給料ファクタリング

苦境へつけ込む給料ファクタリング
給料ファクタリングを持ちかけてくる相手は、借り手の苦境につけこんできます。
本当にお金に困っている人にとっては、高い手数料がかかっても、お金の都合をつけてくれる人は神様に見えることでしょう。
高い手数料を隠蔽するかのように、違法業者は「借り手の心意気に貸す」というような文言を言うこともあります。
あなただから貸すんです、というようなイメージです。

ひらめく1

違法な給料ファクタリングのポイントを抑えておきましょう。

即日現金化できる

闇金業者が行う給料ファクタリングは、正当な手続きなくすぐに契約ができ、借り手は最速で現金を手にすることができます。
お金に困っている借り手にとって、このスピード感はとても魅力的にうつることでしょう。
しかし、法に則っていないため思わぬトラブルに発展することもあるのです。

給料から法定外の手数料が惹かれる

主なトラブルの原因は、先述した法外な手数料でしょう。
利息制限法の対象でないため、とんでもなく高い手数料を求められて、手にした金額から考えてもあり得ないほどの金額を請求されるケースもあります。
こうして考えると、法律の範囲内で行われる行為の安全性はとても重要なことだと感じさせられますね。
個人間であればなおさら、お金の貸し借りには慎重になるべきなのです。

ブラックでも貸付可能

売掛債権を売却するファクタリングでは、債権の信用力の高さがポイントとなり、売却する側の企業の信用力はあまり問われることはありません。
したがって、売却する側の会社が金融事故を起こしていても、あまり関係ないのです。
給料ファクタリングの場合も同じことがいえますが、闇金が行うのはあくまでも偽装ファクタリングとなりますので、借り手がブラックでも何でも、いろいろな理由をつけて貸付を行うのです。
とりあえずお金を渡して金利で稼いでいく、という考え方です。

甘く貸し付けて厳しく取り立てる

闇金は金利で長い間利益を獲得したいために、元金返済に関しては理解を示す態度を見せますが、
金利の返済が滞ると容赦ない取り立てを行う業者も存在します。
長期に渡る返済が難しいと思われる借り手に対しては、1日でも支払いが遅れると法外な損害遅延金を請求したり、突然元金と利息分の一括返済を迫ってくることも。
こうなると、法律の話が通用する相手ではありませんので、私生活にも多大な影響を及ぼすことになります。

信用情報に載らない

給料ファクタリングで現金を手にしても、一般的な信用情報に傷がつきません。
そして、誰にも知られずに利用することができるのです。
金融ブラックとなってしまった方にとって、給料ファクタリングのシステムは、ありがたい存在と感じることでしょう。
給料ファクタリングを行っている業者が、登録されていない闇金融業者なので信用情報に照会、登録がないのは当然のことと言えますね。
最後のセーフティネットのように見える給料ファクタリングですが、未登録の業者を利用するデメリットについてもよく知っておくべきです。

知られたくない弱みを握った恐喝

誰にも知られたくないから闇金業者が運営する給料ファクタリングを使う、ということは、知られたくないという弱みを闇金業者に握られたということにもなります。
返済が滞ってしまった場合や、闇金業者が単なるアウトローに転向した場合など、理不尽な脅しを受けることにもなりかねません。
自宅や勤務先への電話など、私生活に大きく入り込んでくることも十分に考えられます。
一時しのぎの金策とはいえ、闇金業者が運営する給料ファクタリングを使うのはとてもリスクが高いことなのです。

給料ファクタリングのトラブル事例

給料ファクタリングのトラブル事例
給料ファクタリングのトラブルについて、実際どのような事例があるのでしょうか。
2つのケースをピックアップしてみました。

新型コロナウイルスの影響でトラブル増加

2020年から始まった新型コロナウイルスの影響により、お金に困る人が急増。
比例するように、給料ファクタリングのトラブルが増加しています。
日本ファクタリング業協会に寄せられたトラブルの一例を以下に紹介します。

ファクタリングの年利869%の暴利

会社員のAさんは、ある業者から4万円借りたところ、21日後に倍額の8万円を返すことになってしまいました。
これは給料ファクタリングの仕組みでいうと、手数料が4万円かかった、ということになります。
まともな金融会社からかりた場合、法律で決められた最大利息は20%となりますので、21日で460円の利息です。
名目は手数料ですが、利息として考えると年利869%です。

焦る1

まさしく暴利といえますね。

私生活を脅かす熾烈な取り立て

支払いが滞りだしたAさんの自宅には、悪質なビラが貼られて会社や自宅に脅すような電話がかかってきたとのことです。
あまりの悪質な取り立てに、警察へ相談するも当時は給料ファクタリング業者の実態が明らかになっておらず、裁判事例もなかったので警察での対応が難しく、自力で対応するしかありませんでした。

全国2例目の摘発事例

2021年1月14日、警視庁は「給料ファクタリング」を無登録で営んだうえ、法外な利息を得たとして、
給料ファクタリング大手「ZERUTA(ゼルタ)」(東京都新宿区)の社長ら男女7人を
貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の容疑で逮捕したと発表しました。
給料ファクタリングを運営する業者の摘発は全国で2例目です。

「あなたの強い味方」と勧誘

7人は2020年の4月に、都内の男女12人に現金74万4607円を貸し付け法定利息(年利20%)の約14~31倍の利息計18万7533円を受け取ったとの疑いがあります。
同社のWebサイトでは、「即日融資に代わる給与ファクタリング」「あなたの強い味方」という文言でお金に困る借り手へピンポイントに訴求していました。
コロナ禍の期間中を含む2018年6月以降から、同社では全国の約9万7千人に計約50億円貸し付け、約13億円の利益を得たと見られています。

まとめ

未登録業者が行う給料ファクタリングによる現金貸し付けは違法です。
少し前までは厳密にいうと貸し付けにあたらず、利息制限法など借り手を保護するための法律がなく、貸し手のやりたい放題の状況となっているのが実情でした。
手数料を金利換算すると、利息上限の年利20%を遥かに超える数百%となり、闇金業者は給料ファクタリングにより途方も無い暴利を得ているのです。
最近では、悪質さが際立ち除々に摘発されはじめているものの、本当にお金に困っているときは、渡りに船と、飛びつきたくなるものです。
悪質業者に頼らなくて済むように日頃から万が一に備えて、余裕のある生活を確保しておきましょう。
本当に生活に困ったときは、国や自治体の貸付金や給付金がありますので、焦らずに落ち着いて調べてみることが大事です。
闇金業者に人生を台無しにされないよう、怪しいと感じたら利用しないようにしましょう。

情報館おすすめの融資情報を見る